2020年01月24日
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今日は3か月に一度の神経内科の診断日だ。
9時からの診察予約なので、父を助手席に乗せて、父の軽自動車でかかりつけの総合病院に向かう。

今冬は本当に暖冬で各地の雪まつりの中止が伝えられている。
病院へ向かう途中の田んぼにも積雪は無いが、白い塊がたくさんある。

すべて白鳥たちである。


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この写真は昨年の11月20日だが今でもこんな感じである。
例年は雪で埋もれてしまうため、白鳥たちは人間からエサを貰える湖などに行くはずだが。

今冬はこのまま積雪のない冬になるのか。日本海側に雪が降らないおかげで関東では雨の多い天候が続いているらしい。が、お肌にはいいのでは。。。

さて、予約した9時に医師の診察である。
診察と言っても、父は医師との意思疎通ができないため、私が話す。

医師「どうですか・・」

私「最近ではテレビを見なくなりました。家にいるとボーっとしているだけなので、週に3回通所リハビリ施設に通わせています。先週の習字教室の時に自分の名前を書けませんでした。薬も毎回言わないと飲み忘れます」

医師「体を動かしたり、刺激がある行動はいいことですよ。薬の効果は分からないですね」

私「アルツハイマー型認知症の進行を穏やかにするのではないですか?」

医師「お父さんの場合、アルツハイマー病ではないと思いますけどね

私「はぁ~!! アルツハイマーではないってか!

医師「アルツハイマーかどうかは、死んでからでないと分かりません」

私「脳の中を見ないと分からないということですか?」

医師「そうですね。高齢になってからの認知症はアルツハイマーではない場合が多いです」

私「じゃあ。レミニール錠の効果はないかもしれない」

医師「そうですね。薬は高いからやめてもいいかもです。そんなに変わらないでしょう」
などと、聞きようによっては無責任な受け答えだが、医者の本音でしょう。

父のように90歳という年齢の老人は約3人に一人が認知症です。
認知症にはいろいろな種類があります。私はてっきり父は【アルツハイマー病】だと思っていましたが、診察だけだと医師も分からないそうです。高齢者の認知症は完治しません。

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この図は認知症の進行イメージです。

認知症治療剤「レミニール錠」を1年以上、「メマリー錠」を半年以上飲み続けました。
そのため、治療の初期段階の手当はやり切ったと思います。今後は投薬してもしなくても同じ程度で進行していくと考えられます。

なので、薬は今回からやめました。
施設に通ったり、散歩したりの刺激で日常生活を送れたらいいかなと考えます。

認知症は不治の病と言うよりも、「高齢者特有の症状」という認識の方がいいのではないのでしょうか。人間ならば誰もが通る道なのだということです。

だんだん幼児に還っていくのです。
「見た目は子供、頭脳は大人、その名は名探偵コナン!」

ではなく「見た目はじじい、頭脳は幼児、その名は認知症老人!」
というふうに考えましょう。

幼児なら周りの人間がサポートしてあげないとだめですからね。


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